横浜国立大学新入生へアドバイス

 横浜国立大学受験生の皆さん!
 横浜市民としては誠に遺憾ながら、横浜国大生の相当数が、地元横浜市以外のご出身の方です。神奈川県民も少ないです。
 市外・県外から横浜国立大学に新入学される方のほとんどが、寮に入る、或いは民間のアパートに入るようになることになります。しかし合格発表から入学までの間が短すぎて、新入生にはちょっと可哀想です。

 不慣れな土地で、とりあえずネットで見たり、飛び込んだ不動産屋さんから紹介されたり、の物件を、あまり深く考えずに借りてしまうケースが多く、1、2年後にやはり不満が残るので別の部屋を探して引っ越しするという事になるケースが良くあります。
 皆さんのご両親は、この未曾有かつ長期の不況のなかで、息子や娘に少しでも良い教育を受けさようと、頑張っているのです。無駄な出費となるような”在学中の再引越”はしないように物件を選びましょう。

 そこで部屋を借りる際の注意点をいくつか挙げてみます。


■横浜保土ヶ谷という土地を理解せよ!
 ”港町横浜”とは言われるものの、じつは”港”を形成するウォーターフロント以外の土地は結構起伏があり、特に横横浜国立大学の位置する保土ヶ谷区常盤台という場所は、基本”山の上”にあります。”山の上”と言っても、地方の方ですと、ホントに文字通り高い山の上というイメージをするかも知れませんが、高台です。そしてその廻りには国道1号線や16号、横浜新道他の幹線道路が走っています。ですから車でのアクセスはすこぶる良好です。

 ただ、鉄道路線ですと、相鉄本線和田町の駅から国大南門まで1100m、正門まで1200m余り、市営地下鉄(ブルーライン)三ツ沢上町駅より正門まで1100mですので、車通学をしない学生さんにとっては決してアクセスの良い場所ではありません。バス便は横浜駅から複数のルートで横浜国大に直接行ける路線があります。

 横浜国大周辺にはコンビニエンスストアがぱらぱら数件とファミレスがぱらぱらと。国大の正門と南門の中間ぐらいにある常盤台交差点のガストは国大生の巣と言われるぐらい国大生の集まる場所です。試験期になるとレポート作成の学生さんも居座ります。
 大きな小売店はありません。強いて言えば大学内の生協が一番便利でしょう。
 逆に大学があるから、比較的小型の商店(CVS、食堂、弁当店)があるものの、平坦な土地が極端に少なく、大規模商業施設のある場所ではありませんので、ちょっと不便かな、と思われるかも知れません。
 しかし、キャンパスの隣には常盤台公園、ちょっと足を伸ばせば三ツ沢公園、と、学生生活をエンジョイできる施設は沢山あります。三ツ沢公園まで行けば、そのまま横浜駅まで歩いて降りていくのもそう時間はかかりません。

 周辺の利便地としては、当社の位置する相鉄線星川(イオン・コーナン・デンコードー・いなげや・区役所・中央郵便局・警察署・公会堂・図書館)が優れています。
 相鉄線和田町もスーパーや飲食が多数ありますし、なんと言っても国大への徒歩アクセスがよろしいのでおすすめです。
 また相鉄線上星川もスーパー2件ありますし、利便性は高い。特筆すべきは私も週に1度は通う「満天の湯」というスーパー銭湯があります。ここは結構国大生の運動系サークル帰りが利用する場所です。

 相鉄線沿線で注意すべきは、国大から見て踏切の向こう側に部屋を決めると、毎朝開かずの踏切で時間を過ごす事になるという事です。和田町駅のちょっと先に”宮崎跨線橋”という陸橋がありますので、そこを通るルートとなる部屋ですと余り問題は無いかも知れません。

 逆に市営地下鉄ブルーライン三ツ沢上下町方面にも、コンビニ・外食等はありますが、どうもいまいち強力な商業がありません。いっそブルーライン片倉町方面に行く新横浜通り沿いの方が利便性が高いようです。しかし、いかんせん駅が遠すぎます。


■入学後の大学生活をキチンとイメージせよ!
 入学後サークルに入るのかそれとも部活か?アルバイトはするのか?在学中の移動手段は?
これらの事がしっかりイメージしていないうちに部屋を借りてしまうと、やはり不便だとかで引っ越しするようなります。

 サークルまたは部での活動は、友人も出来るし大学生活を豊かにします。ですから入学したらできるだけ、充実した活動をしているグループに属することをおすすめします。
 しかし、その場合グループの主たる活動拠点が大学の傍ではなく、全然別の場所のこともあり得ます。例えば頑張っているテニスのサークルですと、市内のあちこちのテニスコートを使用するという場面が多く、単に国大から近いという事が、裏を返せば駅から遠いという事で、逆にたいへん不便な環境と言うことになります。

 サークルでも結構しっかり活動をしているところもある反面、ほとんど名ばかりで活動実態の無いようなサークルもあります。しっかりした活動をしているグループを選んだ方が良いと思います。ただし、大学生活の本分はやはり勉学です。ついつい”のめり込んで”留年したり成績を落としたりしないようにして下さい。しかし、私としては、”のめり込む”ぐらい一生懸命やれば必ずその人の大きな財産になる事とは思いますが。

 仮に原付の運転になじんでいる(或いはなじむ予定)のであれば、特に駅近というのは必要無いかも知れません。むしろ「2輪車置き場」がちゃんと確保される物件の方が良いかも知れません。

 また、アルバイトもしかりで、どちらかというと横浜国立大学周辺よりも、近隣の相鉄線上星川・和田町・星川・天王町、或いは横浜、それと市営地下鉄線沿線の三ツ沢上町・下町駅周辺でバイト先を探すというケースの方が圧倒的に多くなります。その場合も単に横浜国大に近いからという事だけで住む部屋を決めてしまうと、えらいことになります。

 アルバイトの時給はやはり地元の和田・星川あたりより、横浜、人によってはみなとみらい辺りまで行くのですが、そちらの方がずっと高めです。しかし”アルバイトの為に家を出て帰るその時間”も結局”アルバイトの為に費やす時間”となりますので、単に”時給に釣られて”というのは愚かな選択と思います。

 因みに、アルバイトも是非経験してください。学生さんは時間はたっぷりありますので、職業経験を重ねるという意味でも決して無駄にならないはずです。そういった意味でただ単に、”割の良い”という観点からだけバイト先を選ぶのではなく、良い経営者のいる厳しいお店で、良い経験を積み職業適性を磨くという発想の方が大事だと思います。大学時代に稼ぐ金のたかだか時給の100円やそこらの違いなんて言うのは、はっきり言って何の価値もありません。

 部活やサークルに加入するだけの経済的な余裕のない方も中にはいると思います。そう言う方こそバイトで自分の一生の財産となる経験を積んでください。今この年令で”お金が無い”ということは、あなたの恥でも何でもありません。”苦学”して大成功した人はいくらでもいます。

 人によっては、司法試験や税理士合格を目指したり、或いは大学とは別の面で充実した活動をするというような、確固とした目的をもって入学する人も(少ないのではありますが)いるでしょう。そういう人は俗世間にまみれるより、横浜国立大学の近隣の物件を探すと良いでしょう。しかし油断すると、クラスの友人の寄り集まり場所になったり、ひどい場合は”雀荘”になってしまい、近所から苦情が殺到という事になりますので、自分なりのルールをしっかり作りましょう。

 先ほど原付の話がでましたが、横浜で暮らす為には、原付は絶対のオススメです。基本、山・谷の多い土地なので、自転車は、相当根性ある人で無いとつらいです。その点原付ひとつあれば、みなとみらい・山下公園・ズーラシア・新横浜と市内一円自分の庭と化します。バイクの機動性は横浜では必須です。
 ただし、原付(自動二輪も当然)は事故れば必ず自分の身体に損傷を受け、最悪死にます。ですから、ご両親が反対の主義のご家庭ではご両親と十分協議して下さい。


■外見に気を取られるな!
 近年はなんと言っても”外見”の風潮です。それはお部屋探しでも同じで、ともすると”築浅”、”タイル貼り”、等ちょっと見映えのする物件に目が行きがちですが、実際に中で暮らしてみると、極端に狭い場所に強引にあれこれ詰め込んだような物件が多く、早い話が”おしゃれなウサギ小屋”です。

 やはり、部屋に友達が来たりするときに、ちょっと”ボロッ”としていると、引け目を感じてしまう気持ちも分からないでも無いですが、つまらぬ見栄をを張って、新しくきれいなだけの狭い部屋に4年も6年も住んでもしょうがないでしょう。そういう物件ほど、日当たりが悪かったり、自転車ひとつ置くのもお金を取られたりします。部屋の賃料は単純に同じ面積であれば、築年が新しいほど高いのは当たり前です。

 まあ、「俺は訳あって今はこのように身をやつしているのだ!」ぐらいの心持ちをもって、敢えて4年間ボロアパートに住むぐらいの余裕が欲しいですね。先ほども同じような事を言いましたが”今この年令でボロアパートに住むことはあなたの恥でも何でもありません”

 そして、”新しくきれい”≠”快適で住みよい”ですから、本当に”健康で文化的な”生活が送れるかどうかよく考えて決めましょう。

 とは言っても、私は大家さんには、”外見をしっかりきれいにしないとお客さん入りませんよ”と指導をしているのではありまして、矛盾するのではありますが、これが学生さんに言いたい本音です。




 マニュアル風に箇条書きにするつもりが、つまらぬオヤジのゴタクが入ってしまいました。
 ご参考になったでしょうか?

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