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本が無いと(恐らく)人生はとっても味気ないのだろう、と真剣に思い込んでいる、読書好きおじさんのブログです。
時には、政治や世界の平和などについて熱く語ります。
(株)横浜コンビニエンスという会社をやっておりまして、写真は当社の入居するビルです。

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タイトル 日 時
【骨を弔う】宇佐美まこと ★★★
【骨を弔う】宇佐美まこと ★★★  さすが宇佐美まことである。周到に用意された伏線、破綻の無い登場人物達の心の動き、エピソードを丹念に積み重ねたあげくの1点への収束、十分な事前調査、そしてなにより、主人公達へのこよない愛しみ。これらは宇佐美作品のどれにも通底する特徴だ。  本作ではたいへん(実験的と言おうか)面白い仕掛けがされている。「宇佐美まこと」本人の大ファンであるという女性が登場人物の一人として出てきて、序盤折りに触れて宇佐美作品がどれほど面白いかという劇中劇のような話題が紹介されるが、これはてっきりCMのた... ...続きを見る

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2018/11/23 13:14
【乱反射】貫井徳郎 ★
【乱反射】貫井徳郎 ★  あれっ?貫井徳郎ってこんな温い(ぬるい)作品を書くんだっけ?と思ったら、どうもこの人の作品は読んだことがないのかもしれない。登場人物達の心の動きを丁寧に説明しているのはわかるが、特に感動も呼ばないし、意外な展開ってやつも無い。中盤まで読んでいやな予感がしたが、案の定中盤以降は中盤までの流れをただ逆流しただけだった。  一応、妻夫木聡、井上真央主演で今年の9月に放送されたらしいし、累計17万部、日本推理作家協会賞受賞とあるが、なんだろう?言いたいことはわかるが、決して、帯にある『あ... ...続きを見る

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2018/11/10 15:48
【ブルックリンの少女】ギヨーム・ミュッソ ★
【ブルックリンの少女】ギヨーム・ミュッソ ★  『最後の最後までまったく予期していなかったどんでん返しに読者は意表を突かれる』という帯のキャプション、しかもフランスNo.1作家と書いてあるじゃないですか。【ブルックリンの少女】を読んでみました。  結論としては、まあ特に新しいものは何もない!どんでん返しってたって、はじめにどんでん返しありき、という構成でつくられているので、物語の出来事全体がそのための”枝葉”という感を免れない。謎解き小説としての手順はオーソドックスに踏んでいるものの、だから何?という感じ。  ということで、... ...続きを見る

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2018/11/03 14:15
【月光】誉田哲也 ★★★
【月光】誉田哲也 ★★★  だいたいが残虐な殺人事件で幕を開ける刑事物を書く作家ということで定着している誉田哲也のいっぷう趣の異なるミステリーを読んだ。帯に『衝撃のR18ミステリー』などと書いてあるものだから、どれだけエロい話が出てくるのかと期待したが、まあその面では特筆するほどではなかった。 ...続きを見る

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2018/10/12 14:32
【航路】コニー・ウィルス ★★
【航路】コニー・ウィルス ★★  ヒューゴ賞・ネビュラ賞・ローカス賞をばかばかとっているコニー・ウィリスという人の【航路】を読んだ。本書ではローカス賞を受賞している。NDE(NearDeathExperience)=臨死体験を題材としたたっぷり分厚な上下巻だ。題名の【航路】から想像してなにやら壮大な、臨死の旅の物語かな、思ったのだが、だいぶ違っていた。原題は【Passage】=通路だ。その方が内容を的確に表していると思う。  NDEを研究する認知心理学者のジョアンナは、脳神経科学という面からNDE現象を解析しようとす... ...続きを見る

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2018/10/12 09:44
【キングの死】ジョン・ハート ★★★★
【キングの死】ジョン・ハート ★★★★  ジョン・ハートの出世作【キングの死】を読んだ。  極貧家庭の生まれから身を起こし、弁護士としての名声を得、豪邸を持ち、巨万の富を築いた父は強欲で、女性を蔑視し、何事につけても家族を思い通りにしようとする最低の男だった。ジャクソン・ワークマン・ピケンズ(ワーク)は自身も弁護士として父と一緒に事務所を経営している。ワークはその父の支配下から逃れることが出来ないでいたのだ。父に言われるままに弁護士になり、父が勧めた女バーバラと結婚した。バーバラを愛していると勘違いしていたワークは、しか... ...続きを見る

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2018/09/23 13:01
【初秋】ロバート・B・パーカー ★★★★
【初秋】ロバート・B・パーカー ★★★★  ロバート・B・パーカーの私立探偵スペンサーシリーズの第7作【初秋】を読んだ。もちろん例によってシリーズ物であることを確認せず、古本屋で120円で買ったものだ。ちゃんと表紙に「スペンサーシリーズ」と書いてあるのに!スペンサーという私立探偵のお話は、遠い昔に1個ぐらい読んだ事があるような気はする。しかし内容に関してはまったく記憶が無い。  本書を読んでもスペンサーという人が、白人なのか黒人なのかまったくわからんかった。TVドラマにもなっているようなので、スペーサー役のロバート・ユーリ... ...続きを見る

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2018/09/22 13:40
【許されざる者】レイフ・GW・ペーション ★★★
【許されざる者】レイフ・GW・ペーション ★★★  時効を過ぎた25年前の幼女強姦殺人事件。脳梗塞で倒れたが辛くも生き残ったスェーデン国家犯罪局の元長官、67才の(奇しくも私と同じ年、おおコワ!)ヨハンソンは、主治医から昔のこの事件に関する相談を受けた。ヨハンソンは麻痺の残る不自由な体を抱えながらも、迷宮入りしたこの幼女強姦殺人事件の再捜査を開始する。とはいっても、既に引退した身なので、捜査チームのメンバーは、同じく警察を引退した親友、自分ののケアの為に雇ったタトゥーとピアスだらけの小娘、長兄の農園の”丁稚”をしていたロシア人の孤児... ...続きを見る

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2018/09/13 16:53
【ねじまき少女】パオロ・バチガルピ ★★★☆
【ねじまき少女】パオロ・バチガルピ ★★★☆  ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞、ジョン・W・キャンベル記念賞、コンプトン・クルック賞など主要SF賞を総なめにした、パオロ・バチガルピというひとの【ねじまき少女】を読んだ。  石油が枯渇し、疫病と害虫が蔓延する近未来。海面が上昇し世界の沿岸都市のほとんどが埋没し、多くの国が崩壊した。タイのバンコクは水際を高い護岸壁で蔽いかろうじて生き残っていた。疫病や害虫の侵入を防止する環境省の実行部隊は、強力な検疫体制を敷く。そのやり方は苛烈だ。伝染病の兆候があれば村ごと焼き尽くし、空港に... ...続きを見る

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2018/09/04 16:31
【ゼロの総和】チャック・ウェンディング ★
【ゼロの総和】チャック・ウェンディング ★  ハーバーBooksというレーベルの【ゼロの総和】は、もともとは(株)ハーレクイン社が(株)ハーバー・コリンズに社名変更して出したらしい。日本でハーレクインシリーズがそこそこ売れたのでもうちょっとジャンルを広げてサスペンス、ミステリなども売っていこうということか。 ...続きを見る

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2018/08/21 12:53
【黒い氷】オーサ・ラーソン ★★☆
【黒い氷】オーサ・ラーソン ★★☆  久しぶりに北欧小説に回帰した。オーサ・ラーソン(女)【黒い氷】。北欧系の言語は名前で男か女か判断出来ないので困る。(わかる人はわかるのだろうが) 処女作から連続してスェーデン推理作家アカデミー賞を受賞した新鋭らしい。本作が3作目で初作からシリーズになっている。(毎度のことだが、シリーズものであることを確認せず買ってしまって、前作までの流れがよくわからないまま読み始めてしまうという、うかつさに我ながら笑うしか無い。しかし、古本屋にはその前作が置いてないのだからしょうがない。)  ス... ...続きを見る

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2018/08/14 12:41
【誇りと復讐】ジェフリー・アーチャー ★★★★★
【誇りと復讐】ジェフリー・アーチャー ★★★★★  大人の童話である。  ここには、誇り、復讐のほか、嘘、謀略、挫折、憤怒、絶望、信頼、友情、正義、善意、忠誠、愛、死、不屈の意志が詰まっている。やられた!久しぶりの満点だ。(もちろん個人的趣味の偏りの顕れとしてだが。) 寝れない読書の時間を費やしてしまった。  最終章の裁判シーンのそれまでの章と比べてとっても残りすくない頁数で、あまりに錯綜したここまでの物語に、どう結着をつけるのだろうか、と心配してしまったが、さすがアーチャーである。読者も失念していたそこに至る各章でチラッチラッ... ...続きを見る

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2018/08/04 12:10
【憤怒】G・M・フォード ★★★☆
【憤怒】G・M・フォード ★★★☆  G・M・フォードという、車やさんが合併したような名前の人の書いた【憤怒】を読んだ。題名の【憤怒】原題【FURY】は、作中で殺人の目撃者となる不良少年のあだ名で、その少年がいい味を出しているというだけの話で、特に作品の全編に通底する観念では無い。  連続殺人犯として収容され、死刑執行日が迫った囚人が無罪であることを確信した主人公が、真犯人を見つけるという、タイムボンバーものだ。これは他でも同じような題材を取り扱ったものを読んだ気がするし、先日読み終わった早見和真という日本人作家の【... ...続きを見る

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2018/07/30 11:35
【新・日本の階級社会】橋本健二
【新・日本の階級社会】橋本健二  講談社現代新書【新・日本の階級社会】橋本健二著を読んだ。この先生の代表的な著書の題名だけみると、一貫して「格差社会」の問題に取り組んで来た学者さんだと考えられる。その先生が、本書では既に日本の社会は「格差」ではなく「階級」社会になっていると言う。  図表の数が多い。しかし主なデータ基となっているのは、1955年から10年毎に一貫してかつ継続して行われてきたSSM調査(社会階層と社会移動全国調査)と、最近の首都圏調査のものらしい。  もともとは、従業員5人以上の企業経営者もしくは... ...続きを見る

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2018/07/28 15:17
【偽りの銃弾】ハーラン・コーベン ★★☆
【偽りの銃弾】ハーラン・コーベン ★★☆  ラスト30頁の驚愕!!というキャプションのとおり確かにラスト30頁ですべての謎が解かれ、悲劇の結末へと突入するのだが、正直特に感動はしなかった。強いて言えば最後の6行でちょっとホロッときた。 ...続きを見る

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2018/07/26 16:03
【幻夏】太田愛 ★★★☆
【幻夏】太田愛 ★★★☆  買って読んで解説読んで今更わかった。この本の作者太田愛はあの人気TVドラマシリーズ【相棒】や【TRICK2】の脚本を書いた人だった。(私はいずれもちゃんと見たことが無い。) しかも、この人の小説家デビュー作の【犯罪者 クリミナル】で登場した仲間達が新たな謎解きに挑む、という、いわばシリーズ物の2作目だった。もちろん単独のミステリ小説として完成されている。  純粋推理小説である、と言ってもいいと思う。”トリック”の組み立てには抜かりが無い。また人物造形もしっかりしている。冤罪を作り... ...続きを見る

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2018/07/16 12:28
【イノセントデイズ】早見和真 ★★★
【イノセントデイズ】早見和真 ★★★  「読後、あまりの衝撃で3日ほど寝込みました・・・」という帯のキャプションを見て、そんだけの衝撃を味わってみたいと思い、初めて早見和真という人の【イノセントデイズ】を読んだ。確かに、おもしろいミステリドラマを見ているようで、他にやることいっぱいあるのに隙を見て3日で読み切ってしまった。 ...続きを見る

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2018/07/10 14:45
【眠る狼】グレン・エリック・ハミルトン ★★★
【眠る狼】グレン・エリック・ハミルトン ★★★  著者グレン・エリック・ハミルトンは2015年のデビュー作である本作でアメリカの3つのミステリ賞を受賞している・・というので読んでみた。正統派ミステリ&アクション/ハードボイルド小説といったところか。たいへん面白くまた人間ドラマも織り込まれた秀作である。 ...続きを見る

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2018/07/07 12:50
【ムーン・パレス】ポール・オースター ★★★☆
【ムーン・パレス】ポール・オースター ★★★☆  文庫で438頁のほとんどは活字でびっしり埋まっている。やたら改行と改段、「」の会話が続いてページ内の文字数がとっても少ない日本の売れっ子作家の本と比べるとおそらく実質内容量は2倍以上は確実にあるのではないか、と思う。単に活字の量が多いというだけでなく、実際に情報がぎっしり詰まっている。 ...続きを見る

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2018/07/03 12:52
【熟れた月】宇佐美まこと ★★★★☆
【熟れた月】宇佐美まこと ★★★★☆  【愚者の毒】で日本推理作家協会賞を受賞した宇佐美まことの最新作【熟れた月】を読んだ。ホラー色の強い従来の作品に比して今回の作品は、宇佐美まことの新境地をありありと示す、いわば宇佐美まこと第2期(勝手にそう思っている)の作品群の最初となるだろう。もちろん従来の作品にも、登場人物達、つまり”人”そのものに対するこよない愛が見え隠れする、いわば”ホラー”の体をなした”隠れファンタジー”だったのだが、今回はそれを臆せず前面に出してきた、というところか。  もっとも作者のその真意がわかるのは読... ...続きを見る

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2018/06/26 10:38

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