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本が無いと(恐らく)人生はとっても味気ないのだろう、と真剣に思い込んでいる、読書好きおじさんのブログです。
時には、政治や世界の平和などについて熱く語ります。
(株)横浜コンビニエンスという会社をやっておりまして、写真は当社の入居するビルです。

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タイトル 日 時
【ホテル・ニューハンプシャー】ジョン・アーヴィング ★★★★☆
【ホテル・ニューハンプシャー】ジョン・アーヴィング ★★★★☆  ジョン・アーヴィング【ホテル・ニューハンプシャー】を読んだ。”家族の物語”である。”悲しみ”を”おかしみ”の中に紛らした”おとぎ話”である。なぜこの本を読む気になったのかだが、以前読んでとっても気に入った西加奈子【サラバ!】で主人公歩(あゆむ)の親友となり、またその孤高であるが故に尊敬もされる友人の大好きな本がこの【ホテル・ニューハンプシャー】であることが繰り返し述べられていた。ということは、作者西加奈子自身がアーヴィング【ホテル・ニューハンプシャー】という作品にひとかたならない思い入... ...続きを見る

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2018/06/12 13:40
【意識はいつ生まれるか】マルチェロ・マッスィミーニ ジュリオ・トノーニ
【意識はいつ生まれるか】マルチェロ・マッスィミーニ ジュリオ・トノーニ  神経科学や精神科学が専門の二人のイタリアの医師による、古きからの素朴でとても深淵な問い、「意識とは何だろう」という疑問に、科学の光を当てた共著【意識はいつ生まれるか】(原題:『これほど偉大なものは無いー覚醒から睡眠、昏睡から夢まで。意識の秘密とその測定』)をとってもワクワクしながら読んだ。学術論文調を排しながらも、著者達が、意識の謎に迫るため、どのような道筋を進んで行っているのかがよくわかり、なるほどなるほど、という感じで快調に頁を繰ることができる、一般人向きのとっても面白い読み物とな... ...続きを見る

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2018/06/10 10:25
【遠い声 遠い部屋】・【叶えられた祈り】トルーマン・カポーティ ★
【遠い声 遠い部屋】・【叶えられた祈り】トルーマン・カポーティ ★  他の本を読んでか、ふとした新聞記事などがきっかけかわからないがとにかく何かの流れで、カポーティの古本を2冊取り寄せてみた。既に古典に属するのだろうが、一応一度は読んでおくべき作家なのだと思ったのだ。(俗物)  結論から言えば、世界的に高名な(と勝手におもっているだけなのかも)人の著作にもかかわらず、意味不明脈絡失墜の(私にとっては)難解極まるお話だった。  それでも前者【遠い声 遠い部屋】はなんとなく雰囲気があり、表現も”文学的”で若いカポーティの野心が感じられる。後生の文... ...続きを見る

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2018/05/15 11:37
【ゲームの王国】小川哲 ★★★★
【ゲームの王国】小川哲 ★★★★  「アンコールワット」の国としてしか知らないカンボジアを舞台とした小川哲【ゲームの王国】を読んだ。この国の歩んだ悲惨な歴史の一部を初めて知ることができた。「シハヌーク殿下」、「ポル・ポト」という言葉は、昔に新聞やTVで何回か見たり聞いたりしたことがあるが、それが、100万人とも200万人ともいわれる多数の死者を出した「カンボジア内戦」という文脈の中で語られる語彙であったことをまったく知らなかった。  もともと王国であったカンボジアは第2次大戦後フランスからの独立を果たすが、シハヌークは... ...続きを見る

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2018/04/28 12:19
【娼年】【逝年】【爽年】石田衣良 ★★★
【娼年】【逝年】【爽年】石田衣良 ★★★  久しぶりに石田衣良を読んだ。【娼年】【逝年】【爽年】。【娼年3部作】とも呼称されているようだ。Amazonの電子版をKindlePaperWhiteとAndroidスマホの両方に落として、読む環境毎に読書端末を変えて読んだ。お風呂ではPaperWhite、寝床ではAndroidという具合だ。便利なのは片方で読み止めたところから、もう片方の端末で読み継げる事だ。ただし、当然だがwifiの電波が通らないとだめだ。我が家はお風呂の中まではwifiが届いてないので、その場合は別の端末で読んだと... ...続きを見る

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2018/04/14 13:19
【生存者ゼロ】安生正 ★★★
【生存者ゼロ】安生正 ★★★  第11回このミステリーがすごい大賞の安生正【生存者ゼロ】を読んだ。久方ぶりのパニックものだ。京大大学院工学研究科を出たガチ理系の人が書いたデビュー作だ。凶暴ウィルス拡散ものではダスティンホフマン主演の【アウトブレイク】が元祖と言われているらしい。以来似たような小説、映画は数限りなく、その点では決して新しいテーマでは無い。なぜか(この時期肩の手術して本読むぐらいしかやることなかったのだ)手が動いて(買って)しまった。 ...続きを見る

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2018/04/09 10:30
【サラバ!】西加奈子 ★★★★☆
【サラバ!】西加奈子 ★★★★☆  第152回直木賞、2015年本屋大賞第2位の西加奈子【サラバ!】。前から読みたかった。文庫版が出てしばらく経ってから古本を取り寄せて読んだ。期待にたがわずたいへん良い。読み始めから、「あっ、この人の文、好きだ!」と思った。 ...続きを見る

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2018/04/08 10:23
【チュベローズで待っている】加藤シゲアキ ★★★
【チュベローズで待っている】加藤シゲアキ ★★★  アイドルグループNews加藤シゲアキのデビュー作【ピンクとグレー】に次ぐ3(?)作目、【チュベローズで待っている】を読んだ。題材が現代的で、スピーディなストーリー展開は若者達の疾走感をよく表している。アイドルが書いたにしては良く出来ていると思う。良い作家になるのでは無いか。(完全↓目線) ...続きを見る

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2018/03/21 12:19
【わたしを離さないで】カズオ・イシグロ ★★★☆
【わたしを離さないで】カズオ・イシグロ ★★★☆  ノーベル文学賞受賞のカズオ・イシグロ【わたしを離さないで】(Never Let Me Go)を読んだ。映画解説者の故淀川長治さんが読んだら、さしずめ得意フレーズ、「怖いですね〜」を連発するのかも知れない。それほど怖〜い世界の話だ。サスペンスでもあり、完全なSFでもありながら、やはりこれは文学と呼ぶべきか。とつとつと読み進んだ最後の頁の最後の5行ぐらいで鼻の奥がツンとしてしまった。  イギリスで話題になったドローン羊のドリーはwikiによれば、1996−2003の生涯だったようだ。... ...続きを見る

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2018/03/14 12:05
【世界を動かす100の技術】日経BP社
【世界を動かす100の技術】日経BP社  英エコノミスト社【2050年の技術】に対抗して?日経BPが2018年テクノロジー展望として表記題名の本を出した。  この手の未来予測本では、マッキンゼーの出した【マッキンゼーが予測する未来】がテクノロジーの進化の歴史を俯瞰した上ですこぶる系統的に論を展開しているのに対して、日経BPによる本書は、(一応ジャンル分けされているが)どちらかと言うと、思いつく今後発展するであろう個別の技術を羅列しているように感じる。日経新聞グループの各専門誌などのライターが書いた既存のテーマを持ち寄り、... ...続きを見る

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2018/03/05 11:32
【クラウド・テロリスト】ブライアン・フリーマントル ☆
【クラウド・テロリスト】ブライアン・フリーマントル ☆  NSA(米国家安全保障局)の天才ハッカーがMI5(英情報局保安部)の敏腕美人局員と手を組んで、大規模テロを計画するアルカイダと、電脳クラウド世界で対決する。と、そんなイメージを持って読み始めた本書【クラウド・テロリスト】であるが、これほどわけがわからなく勝手に話が進み、完全に著者の自己満足に終わる小説はかつて読んだ事が無い。あまりに面白くないが、買ってしまったので飛ばし読みした。  NSA、CIAにFBI、そこに英国のMI5や外務省まで絡んだ、最大級の国際テロ組織との一大情報諜報戦。... ...続きを見る

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2018/03/05 09:59
【蝶のいた庭】ドット・ハチソン ★★★
【蝶のいた庭】ドット・ハチソン ★★★  「これ以上読みたくない。でも決して止められない究極の一冊!」というキャッチに釣られて、読んだドット・ハチソンという人の【蝶のいた庭】を読んだ。世界中のどこかしらで似たような監禁事件があったのではないかな、と思うが、本書のアプローチのしかたが独特なので、確かにキャッチにあるように、怖い物見たさの勢いで一気に読み切った。    若く美しい女性を拉致監禁し、背面に精緻な蝶の刺青を描き、人工の庭園に放つ。その男は「庭師」と呼ばれ、蝶の刺青の女たちを夜な夜な欲しいままにし、愛しむのだ。  ... ...続きを見る

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2018/02/22 15:20
【村上海賊の娘】和田竜 ★★★★☆
【村上海賊の娘】和田竜 ★★★★☆  本屋大賞受賞の和田竜【村上海賊の娘】(文庫版)を読んだ。戦国時代の瀬戸内海、そして難波(なにわ)の海を跋扈した海賊達が活写された名書だ。この当時、人の命はとても軽かった、と作者は言う。それは彼の命だけで無く、自らの命についても言える事で、人はいとも簡単に死ぬのだった。命をやりとりする荒ぶる海戦の中でも(作者の言う)俳味(=こっけい味、死地におかれる事を楽しむ達観とでも表現するか)を失わない、まるで漫才をしているような海賊達の精神の置きどころ、をみごとに再現している。(その日本人の命... ...続きを見る

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2018/02/17 12:09
【アニマルの謝肉祭】赤江爆 ☆
【アニマルの謝肉祭】赤江爆 ☆  【ニジンスキーの手】、【オィディプスの刃】、【八雲が殺した】などでいくつかの賞をとった赤江爆という人の【アニマルの謝肉祭】を読んだ。  今をときめく(といっても1970年代の話だが)カリスマ美容師が巻き込まれる連続殺人事件のお話だ。当時としては新しく華やかな美容の業界、そしてそれに絡むのが京の焼物師、となにやら、一般人の暮らしと離れた、”あこがれ”の世界の人々の様子をちららとみせつつの、怪奇な殺人事件の謎解き小説だ。  江戸川乱歩、横溝正史の流れを汲むのだろうか?とにかく、力も... ...続きを見る

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2018/02/08 11:16
【角の生えた帽子】宇佐美まこと ★★
【角の生えた帽子】宇佐美まこと ★★  宇佐美まことが雑誌に書いたいくつかの短編と書き下ろしを載せた【角の生えた帽子】を読んだ。相変わらず入念な取材をバックとする秀作ばかりだ。  ただ、やはり短編はこの人の作風(ホラーがかったSFサスペンス)には合わない。もちろんこれは完全に個人的感想である。実際に短編でいくつかの賞を獲得しているのであるから。だから、自分としてはあまりピンと来ない、と言った方が良いだろう。  陰鬱な作品の中で最後の『湿原の女神』は、悲劇的な事故の話ではあるのだが、失意の中の”再生”を予感させるさわや... ...続きを見る

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2018/02/08 11:13
春はもう来る
 新春雑感2018の続編を書いていたら既に新春では無かった!と言うことはどうでもよく、最近思う事を綴ってみた。 ...続きを見る

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2018/02/03 16:20
【制裁】アンデシュ・ルースンド&ベリエ・ヘルストレム ★★★☆
【制裁】アンデシュ・ルースンド&ベリエ・ヘルストレム ★★★☆  【熊と踊れ】で「このミス大賞」第1位を獲得した、アンデシュ・ルースンドのデビュー作【制裁】を読んだ。共著者はベリエ・ヘルストレムという人だ。【熊と踊れ】の時の共著者はステファン・トゥンベリだ。この人はどうも共著が好きらしい。恐らくではあるが、本文はこの人がほとんど書いているのでは無いだろうか。共著者は、例えば武器だとか刑務所生活だとか警察内部の事情とかいった、経験的知識のアドバイスという所だと思う。  その証拠が、各作品に共通する文体だ。装飾を徹底排除した簡潔な単文で畳みかける、... ...続きを見る

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2018/02/02 15:03
【死はすぐそこの影の中】宇佐美まこと ★★★★
【死はすぐそこの影の中】宇佐美まこと ★★★★  【愚者の毒】で2017年推理作家協会賞を受賞した宇佐美まことの【死はすぐそこの影の中】を読んだ。@入念な下調べの上に構築する、Aあたかも数理方程式をスッと解き明かすかのような骨太で揺るぎなく無理の無いプロットと、Bあとから必ず納得のいく効果的な多数の伏線、が全くの無駄なく詰められている。根気を詰めた推敲を相当回繰り返してようやくできあがった、という感じの濃厚な読み応えがする力作だ。  推理小説といえば、読者を惑わす”目くらまし”として、あること無いことガチャガチャ詰め込んで、しかも物... ...続きを見る

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2018/01/14 13:08
新春雑感2018
 偏った情報を矯正し、可能性としては思想信条の相違というものを乗り越えることのできる、かつてないほど公平でかつグローバルなツールであるはずの携帯電話(スマホ)の普及率が先進国と新興国のほとんどで100%を越え(ということは一人で複数の端末を持つ人がたくさんいる)、世界の至る所で居ながらにして膨大な情報ネットワークにアクセスすることができる、この今日にして、同じように世界の至る所で相も変わらず紛争が繰り広げられ、日々の命を継続することにすら危うい綱渡りを余儀なくされ、家族を失い生活の地を放棄せざる... ...続きを見る

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2018/01/05 11:17
【2050年の技術】英『エコノミスト』編集部
【2050年の技術】英『エコノミスト』編集部  英『エコノミスト』誌編集部による【2050年の技術】を読んだ。2017年の現在から33年後の世界の話だ。現在考えられている技術の延長上にあるお話もあるし、現時点では「エー、それは無理じゃない」という飛躍した(と少なくとも自分は思う)話題もある。 ...続きを見る

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2017/12/21 12:11

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